大学生のドイツ語検定のレベルは? 勉強方法や資格取得のメリットについて徹底解説!

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ドイツ語の能力を測定するドイツ語技能検定試験ですが、資格取得者のうち、6割を大学生が占めています。
参考:幅広い年齢層の資格取得:ドイツ語技能検定試験(公益財団法人ドイツ語学文学復興会)
大学生のうちに、ドイツ語技能検定の資格を取得しておけば、単位が取得できたり、就活で役立ったりとメリットはさまざまです。

この記事では、大学生向けのドイツ語技能検定試験のレベルを解説します。
また、資格取得のメリットや、ドイツ語技能検定試験の勉強方法について紹介するので、ドイツ語検定について興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

大学生のドイツ語技能検定のレベルは、4級と3級です。
3級の難易度は、普通の大学で1年生から1年半ドイツ語を履修すれば合格するイメージです。
ドイツ語技能検定は、5級から1級までの6段階に分かれています。
以下では、ドイツ語技能検定の合格率や、各級の能力レベルについて説明します。
4級・3級を基準にし、資格取得の参考にしてみてください。

ドイツ語技能検定検定の概要

ドイツ語技能検定試験とは、公益財団法人ドイツ語学文学復興会が主催するドイツ語の能力を測定する検定試験です。
公式ページ:ドイツ語技能検定試験:公益財団法人ドイツ語学文学復興会
日本の団体が主催する唯一のドイツ語検定試験として、日本で実施されています。
試験は、1年のうち夏と冬の2回行われます。(6月、12月)
2024年12月の試験は出願期間がすぎているため、もし今から受ける予定の人は、2025年の6月の回を申し込みましょう。
出願期間は、試験日の約3ヶ月前からとなりますので、出願忘れがないよう注意してください。

また、試験を受ける際は検定料がかかります。
受験する階級によって金額が違うので、試験を受ける際は公式サイトから確認しましょう。
検定料:ドイツ語技能検定試験(公益財団法人ドイツ語学文学復興会)

各階級の能力レベル

ドイツ語技能検定は、各級によって能力レベルが違います。
階級の数字が小さくなるにつれて、求められる内容も難しくなります。
以下は、各階級の能力レベルをまとめたものです。

階級求められる能力レベル
5級・初歩的なドイツ語を理解し、日常生活でよく使われる簡単な表現や文が運用できる。
・挨拶の表現が適切に使える。
・自分や他人を簡単に紹介することができる。
4級・基礎的なドイツ語を理解し、初歩的な文法規則を使って日常生活に必要な表現や文の運用ができる。
・家族や学校、職業など身近な話題に関する会話ができる。
・短い文章の内容が理解できる。
3級・ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に、簡単な会話や文章が理解できる。
・基本的なドイツ語を理解し、ほとんどの身近な場面に対応できる。
2級・ドイツ語ならびに文法にまつわる知識を十分に有しており、日常生活における会話や、社会生活で出会う文章を理解できる。
・やや長めの文章を理解し、内容に関する質問に答えられる。
準1級・ドイツ語圏の国々における生活に対応できる標準的なドイツ語を十分に身につけている。
・新聞などの比較的複雑な記事や論述文などを読むことができる。
・社会的・実用的なテーマについて口頭で自分の考えを述べることができる。
1級・標準的なドイツ語を不自由なく使用でき、専門的なテーマに関する文章を理解し、口頭で意見を述べることができる。
・複雑なテーマに関する話やインタビューの対話の内容を正確に理解できる。

大学生のレベルとされる4級・3級は、基礎的なドイツ語の理解を求められる初級の階級です。
大学でドイツ語を受講し、しっかり学習に取り組んでいれば合格できるレベルとなります。

合格率【4級:70%】【3級:50%】

ドイツ語技能検定の合格率は、4級で約70%、3級で約50%です。
毎回の試験によって合格率は変わり、合格率が高い時もあれば、低い時もあります。
最新の2024年の夏期試験では、以下の合格率でした。

  • 4級:69.5%
  • 3級:38.8%


また、階級が小さくなるにつれて合格率も低くなり、合格の難易度が高くなります。
以下は、各階級の最新の合格率です。(2024年12月現在)

  • 5級:92.32%
  • 4級:69.5%
  • 3級:38.8%
  • 2級:36.15%
  • 準1級:27.25%
  • 1級:9.74%


ドイツ語の勉強に自信がない人は、まずは合格率の高い5級から始めても良いでしょう。
合格することで自信にも繋がり、ドイツ語の勉強に対するモチベーションが上がります。
また、試験は併用して受けることもできるので、自信のある人は挑戦してみてください。

ドイツ語技能検定は、階級によって目安の勉強時間が定められています。
あくまで、「これくらいの勉強時間が必要である」という指標なので、自分の能力に合わせたペースで学習しましょう。

また、試験の内容・構成も階級によって異なります。
必要な情報を得た上で、計画を立てて学習を行いましょう。

【4級・3級】目安の勉強時間

大学生レベルの4級・3級の必要勉強時間は、以下の通りです。

階級目安の勉強時間
4級ドイツ語の授業を約60時間受講
3級ドイツ語の授業(90分)を80回以上受講するか、120時間以上の学習経験を有する

大学生でドイツ語の授業を履修している場合、4級であれば、90分の授業を40回以上受ける必要があります。
週2回授業があるとすると、約半年間はかかる計算です。

また、3級の場合は、90分の授業を80回以上なので、最低でも1年は授業を受けなければいけません。
授業だけに頼らず、自宅で予習・復習を行うことで、勉強時間の短縮も可能です。
自分にあったペースで学習しましょう。

【4級・3級】筆記と聞き取りの2部構成

ドイツ語技能検定は、基本的にどの階級も、筆記試験と聞き取り試験の2部構成となります。
ただし、階級によって時間配分は異なります。
大学生レベルの4級と3級は、どちらも以下の時間配分です。

  • 筆記試験:60分
  • 聞き取り試験:25分

また、出題傾向はそれぞれ下記のような内容です。

4級、3級では、ドイツ語の基礎的な文法の理解が求められ、日常会話レベルの聞き取りができなければいけません。
出題傾向を参考に、参考書や無料の動画サービスなどで試験対策を行いましょう。

ドイツ語技能検定に合格するには、受検する階級にあった勉強法で学習することが大切です。
初級向けのおすすめ勉強法を紹介します。
試験対策の参考にしてみてください。

  • 参考書を活用する
  • 通信講座を受ける
  • オンライン講座を受ける
  • 無料の動画サービスを利用する

参考書を活用する

ドイツ語技能検定4級・3級の試験に合った参考書を解きましょう。
以下は、参考書を使った学習の大切なポイントです。

  • 参考書にある単語は全て覚える
  • 何度も繰り返し解く
  • 長文読解に慣れておく


参考書の多くは、表紙にどの階級向けの内容になっているか記載されています。
ドイツ語技能検定3級は、4級レベルの基礎が完璧にできていなければいけません。
基礎に自信がない人は、4級向けの参考書でまずは勉強しても良いでしょう。
単語に関しては、参考書に出てくる単語を覚えるだけで十分です。
ただし、問題を解く中でわからない単語が出てきたら、都度調べるようにしましょう。
参考書を使った学習では、【とにかく何度も繰り返し解くこと】が、大切です。
苦手な部分は重点的に学習し、克服しましょう。

また、ドイツ語技能検定試験の公式ページには、過去問が掲載されています。
参考:過去問題サンプル:ドイツ語技能検定試験(公益財団法人ドイツ語学文学復興会)
過去問も繰り返し解くことで、試験の出題傾向が感覚として身につくので、参考書と合わせて解いておきましょう。

通信講座を受ける

大学の授業を受けていない人におすすめの勉強法です。
受講料を支払うことで自宅に教材が送付され、添削サポートなどを受けながら学習ができます。
通信講座で学習するメリットは以下です。

  • 場所や時間を選ばずに学習ができる
  • 費用や期間を抑えられる
  • サポート体制が充実している

自分のペースで学習ができるため、子育て中の主婦や、仕事をしながら受験したい人でも、生活リズムに合わせた学習が可能です。

また、基本的に受講者からの質問に答えるサービスもあるので、わからないことがあれば教えてもらえるのも強みです。
効率よく学べるという点でも、通信講座はおすすめの学習方法となります。

オンライン講座を受ける

オンライン授業でドイツ語を学ぶ方法です。
オンライン授業で学習するメリットは以下です。

  • 場所や時間を選ばずに学習ができる
  • 繰り返し学習できる
  • 質の高い学習が受けられる

オンライン講座では、基本的に講師がいます。
ドイツ語学習の講師であれば、ネイティブの人や、ドイツ語技能検定試験対策に詳しい人などが講師であることが多いです。

また、リアルタイムでオンラインの講座を受けられるため、わからないことがあれば、その場で質問することができるのも魅力のひとつです。
ネイティブの発音を学習したい人や、検定の対策をしっかり教わりたい人にはおすすめの学習方法となります。

無料の動画サービスを利用する

リスニングを鍛えるのにおすすめの学習方法です。
参考書だけではなかなかリスニング力はつきません。
リスニングを鍛えるためには、発音の正しいドイツ語を何度も耳に入れる必要があります。
YouTubeなどの無料動画サービスで、ドイツ語技能検定試験向けのリスニング動画を検索するとでてくるので、ぜひ活用してみてください。

また、リスニング以外にも、試験対策の要点をまとめた動画なども数多くあります。
世界中の人が出している情報なので、より最新の情報に出会える可能性も高いです。
参考書や、他の学習方法と合わせてチェックしておくと良いでしょう。

大学生がドイツ語技能検定試験の資格を持つメリットはたくさんあります。
学生時代に勉強をしっかりしていた証明にもなるので、ドイツ語に興味のある人は受検することをおすすめします。
以下は、大学生がドイツ語技能検定試験の資格を持つメリットです。

  • 単位として認定される場合がある
  • 入学資格・入学選考基準に採用される
  • 2級から履歴書に記載できる

単位として認定される場合がある

ドイツ語技能検定に合格すると、一部の大学では単位として認定を受けることができます。
例えば、東洋大学文学部は、以下の認定基準となります。

階級認定単位
4級2単位まで
3級4単位まで
2級以上6単位まで

参考:外部圏て試験による単位認定制度(東洋大学文学部)
東洋大学は、階級が上がるにつれて、取得単位数も増える制度です。
単位認定制度の有無や具体的な基準は、大学や学部によって違うので、学校のホームページなどで調べてみましょう。

入学資格・入学選考基準に採用される

ドイツ語技能検定は、大学入学の入学資格や、入学選考基準の要件として採用される場合があります。
例えば、上智大学の2023年度社会人入学試験では、出願した際に満たすべき要件の一つとして、ドイツ語技能検定試験の準1級と1級が認められています。
ドイツ語技能検定試験は、日本での知名度が最も高い検定です。
日本国内の大学入学試験であれば、ドイツ語技能検定の資格取得のみで問題ありません。

もし、海外の大学を受験する場合は、国際的に知名度のある【ゲーテ・ドイツ語検定試験(Goethe-Zertifikat)】がおすすめです。
参考:Goethe-Zertifikat(ゲーテ・インスティトゥート)
日本で受けられるドイツ語検定試験は、他にもいくつかありますので、自身が活用しやすい検定を調べて受けるようにしましょう。

2級から履歴書に記載できる

ドイツ語技能検定試験は、2級以上から履歴書に記載することが可能です。
就職先によっては、資格を持っていることが有利に働く場合があります。
ドイツ語技能検定の資格が有利に働く企業の例として、以下のような企業が挙げられます。

  • 日本に支社のあるドイツの企業
  • 日系企業
  • 通訳・翻訳の企業

ドイツ語を仕事の中で活用する会社では、資格取得の実績が有利に働くでしょう。
通訳や翻訳の仕事につけば、将来的には独立してフリーランスの通訳家、翻訳家になる道もあります。

また、ドイツ語があまり必要でない企業でも、大学でしっかり勉学を修めてきた実績の証明になるので、記載しておいてマイナスにはなりません。
せっかく取得した資格なので、積極的に記載しましょう。

大学生がドイツ語技能検定を受けるのであれば、まずは初級の4級・3級がおすすめです。
4級・3級を取得すれば、大学によっては単位認定が受けられるところもあります。
また、2級から履歴書に記載できるので、就職に資格を活用したい人は2級以上に挑戦しましょう。
特に、ドイツ語を使って将来仕事をしたい人や、通訳家・翻訳家として働きたい人は、取得しておくと必ず役立ちます。
ドイツ語技能検定試験の資格を幅広く活用するためにも、まずは、大学生レベルの4級・3級から挑戦してみてください。

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