ドイツ語技能検定3級って難しい?合格率や勉強法を徹底解説!

外国語

ドイツ語は、英語に次いで人気のある第2外国語です。
日本では、ドイツ語の能力を測定する試験として、ドイツ語技能検定試験があります。
ドイツ語技能検定は、5級から1級までのレベルがあり、難易度も階級によってさまざまです。

この記事ではドイツ語技能検定3級について解説します。
ドイツ語技能検定3級の難易度や、勉強方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

ドイツ語技能検定試験とは、公益財団法人ドイツ語学文学復興会が主催するドイツ語の能力を測定する検定試験です。
公式ページ:ドイツ語技能検定試験:公益財団法人ドイツ語学文学復興会

試験のレベルは5級から1級まであり、数字が小さくなるにつれて難易度が高くなります。
中でも3級は、受験者が比較的多い人気の階級です。
以下は、ドイツ語技能検定3級の概要についてまとめたものです。

試験日6月・12月
検定料金7,500円

試験は、1年のうち夏と冬の2回行われます(6月、12月)
2024年12月の試験は出願期間がすぎているため、もし今から受ける予定の人は、2025年の6月の回を申し込みましょう。
出願期間は、試験日の約3ヶ月前からとなりますので、出願忘れがないよう注意してください。
出願方法は、郵送かインターネットからの申し込みとなります。

また、3級の検定を受けるには、検定料金の7,500円がかかります。
他の級との併願も可能です。

  • 4級と3級:12,000円
  • 3級と2級:16,000円

他の階級の検定料金などの詳細は、公式ページから確認してみてください。
実施要領:ドイツ語技能検定試験(公益財団法人ドイツ語学文学復興会)
以下からは、ドイツ語技能検定のレベルと難易度について説明します。

初級文法全般の理解が必要

ドイツ語技能検定3級に受かるには、初級文法全般の理解が必要です。
公益財団法人ドイツ語学文学復興会により、以下のように定められています。

  • ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に、簡単な会話や文章が理解できる。
  • 基本的なドイツ語を理解し、ほとんどの身近な場面に対応できる。
  • 簡単な内容のコラムや記事などの文章を読むことができる。
  • 短い文章の内容を聞き、簡単な質問に答え、重要な語句や数字を書き取ることができる。
  • 対象は、ドイツ語の授業を約120時間(90分授業で80回)受講しているか、これと同じ程度の学習経験のある人。
  • 語彙2000語

参考:各級のレベルについて:ドイツ語技能検定試験(公益財団法人ドイツ語学文学復興会)
ドイツ語技能検定3級では、基礎的なドイツ語の文法理解を前提に、日常の会話に対応できる能力が求められます。

また、3級に受かるための必要な勉強時間は120時間とされています。
ハイペースで勉強するとしても、最低2、3ヶ月は試験勉強を行う必要があります。
学習期間を逆算し、適した時期の試験に出願しましょう。
スケジュールを立て、試験に向けてコツコツ勉強することが合格へのコツとなります。

試験の合格率は約40%

2024年夏季試験でのドイツ語技能検定3級の合格率は、38.88%でした。
しかし合格率は毎回変わります。
以下は、過去のドイツ語技能検定3級の合格率をまとめたものです。

参考:年度別結果比較:ドイツ語技能検定試験(公益財団法人ドイツ語学文学復興会)

2024年の夏期試験は、過去の試験と比べて合格率が低いことがわかります。
ドイツ語技能検定3級の合格率は、約40〜60%といえるでしょう。

また、合格率は階級が上がるにつれて低くなるので、4級よりも3級、3級よりも2級と合格が難しくなる傾向があります。

ドイツ語技能検定3級の試験は、筆記60分、聞き取り約25分の内容となります。
筆記と聞き取りを合わせて、63.24点以上が合格最低点です。
約6割解ければ合格できるといったイメージです。
筆記試験と聞き取り試験それぞれの出題傾向を、以下で解説します。

筆記試験(60分)

ドイツ語技能検定3級の筆記試験は、アクセントや文法、読解に関する問題が出題されます。
選択問題だけで構成されており、試験時間は60分とたっぷりあるので、落ち着いて挑みましょう。

大問1

3級の大問1は、単語のアクセントや発音、簡単な会話分における強調箇所を選択する問題です。
単語のアクセントや発音をしっかりと身に付ける必要があります。
外来語の「-ar」や「-ion」など、アクセントの基本パターンを覚えておきましょう。
初めて見る単語が出てきても、問題を容易に解けるようになります。

大問2

3級の大問2は、短い文章における正しい前置詞を選択する問題です。
問題集の前置詞の問題を繰り返しといておきましょう。
時を表す前置詞の使い分けや、動詞と結びつく前置詞の理解を深める必要があります。

大問3

3級の大問3は、動詞・助動詞にまつわる問題です。
特に動詞の変化形を勉強しておきましょう。
ドイツ語動詞は3つの基本系(三要形)があります。

  • 不定詞
  • 過去基本形
  • 過去分詞

また、動詞は規則動詞と不規則動詞に分けられるなど、規則変化のバリエーションが多いです。
動詞の語幹の変化について、何度も問題集を解いておきましょう。

大問4

3級の大問4は、成句、関係代名詞、接続詞、疑問代名詞に関する問題です。
接続詞には、以下の2種類があります。

  • 並列接続詞
  • 従属接続詞

さらに、時を表す接続詞や、説明するときに使われる接続詞など、接続詞だけでもバリエーションが多くあるので、一つ一つ確実にマスターしておきましょう。

大問5

3級の大問5は、語彙力を問われる問題です。
総合的な語彙力を問われるので、適切な動詞や前置詞、副詞や名詞などを選択できなければいけません。

また、単語や熟語も頭に入れておかないと、まず解けないでしょう。
ドイツ語の文章をたくさん読み、熟語やドイツ語の表現をできるだけ多く頭に入れておきましょう。

大問6

3級の大問6は、メールを読んで問いに答える問題です。
メールの内容を理解し、3つの設問に回答します。

大問7

3級の大問7は、会話文の空所を補充する問題です。
空所に入る回答は用意された選択肢から選びます。
会話の内容の正しい理解が必要な問題です。

大問8

3級の大問8は、長文読解の問題です。
長文を読み、文章の内容と合うものを選択します。
ここでは、正しく文章を理解できているかどうかが問われます。
日頃から長文に慣れておくことが大切です。
問8の読解問題は、毎年出題されるテーマが異なるので、日頃から新聞やニュースでさまざまなジャンルに触れておくと良いでしょう。

聞き取り試験(25分)

ドイツ語技能検定3級の聞き取り試験は、会話の内容を聞き取ったり、重要な語句を書き取ったりする問題で構成されています。
試験時間は約25分間なので、集中力を切らさず落ち着いて挑みましょう。

第1部

3級の聞き取り第1部は、短めの会話を聞き、答えに最も適したものを選択肢から選ぶ問題です。
短い会話が約20秒、2回読み上げられるので、会話の内容に沿った質問の回答を選択肢の中から選んで答えます。
質問はドイツ語で書かれているので、質問の読解もできなければいけません。

第2部

3級の聞き取り第2部は、短めの会話を聞いて、その会話の内容に合うイラストを選ぶ問題です。
日常的な会話が約20秒読み上げられた後、ドイツ語での質問があります。
質問に対する回答を3つのイラストの中から選択します。
質問も聞き取れなければいけない問題ですが、非常に単純な内容なので、落ち着いて挑みましょう。

第3部

3級の聞き取り第3部は、少し長めの会話を聞いて、その会話の内容に関する質問の答えを書き取る問題です。
約70秒の会話が読み上げられます。
その後、質問が読み上げられるので、質問に対する回答を記入します。
質問は2回読み上げられますが、始めの会話は1回のみなので、しっかりメモを取りましょう。
また、回答をドイツ語で記入する必要があるので、書き間違えやすい単語にも気をつけて挑みましょう。

ドイツ語技能検定3級に受かる目安として、約120時間の学習時間が必要です。
勉強方法に指定はなく、大学の授業で学ぶ人もいれば、自宅で勉強する人もいるでしょう。
以下は、学校の授業以外でドイツ語を勉強する方法について、紹介します。

  • 参考書を活用する
  • 通信講座を受ける
  • オンライン講座を受ける
  • 無料の動画サービスを利用する

参考書を活用する

ドイツ語技能検定3級の試験に合った参考書を解きましょう。
以下は、参考書を使った学習の大切なポイントです。

  • 参考書にある単語は全て覚える
  • 何度も繰り返し解く
  • 長文読解に慣れておく

参考書の多くは、表紙にどの階級向けの内容になっているか記載されています。
ドイツ語技能検定3級は、4級レベルの基礎が完璧にできていなければいけません。
基礎に自信がない人は、4級向けの参考書でまずは勉強しても良いでしょう。
単語に関しては、参考書に出てくる単語を覚えるだけで十分です。
ただし、問題を解く中でわからない単語が出てきたら、都度調べるようにしましょう。

参考書を使った学習では、【とにかく何度も繰り返し解くこと】が、大切です。
苦手な部分は重点的に学習し、克服しましょう。

また、ドイツ語技能検定試験の公式ページには、過去問が掲載されています。
参考:3級過去問題サンプル:ドイツ語技能検定試験(公益財団法人ドイツ語学文学復興会)
過去問も繰り返し解くことで、試験の出題傾向が感覚として身につくので、参考書と合わせて解いておきましょう。

通信講座を受ける

大学の授業を受けていない人におすすめの勉強法です。
受講料を支払うことで自宅に教材が送付され、添削サポートなどを受けながら学習ができます。
通信講座で学習するメリットは以下です。

  • 場所や時間を選ばずに学習ができる
  • 費用や期間を抑えられる
  • サポート体制が充実している

自分のペースで学習ができるため、子育て中の主婦や、仕事をしながら受験したい人でも、生活リズムに合わせた学習が可能です。

また、基本的に受講者からの質問に答えるサービスもあるので、わからないことがあれば教えてもらえるのも強みです。
効率よく学べるという点でも、通信講座はおすすめの学習方法となります。

オンライン講座を受ける

オンライン授業でドイツ語を学ぶ方法です。
オンライン授業で学習するメリットは以下です。

  • 場所や時間を選ばずに学習ができる
  • 繰り返し学習できる
  • 質の高い学習が受けられる

オンライン講座では、基本的に講師がいます。
ドイツ語学習の講師であれば、ネイティブの人や、ドイツ語技能検定試験対策に詳しい人などが講師であることが多いです。

また、リアルタイムでオンラインの講座を受けられるため、わからないことがあれば、その場で質問することができるのも魅力のひとつです。
ネイティブの発音を学習したい人や、検定の対策をしっかり教わりたい人にはおすすめの学習方法となります。

無料の動画サービスを利用する

リスニングを鍛えるのにおすすめの学習方法です。
参考書だけではなかなかリスニング力はつきません。
リスニングを鍛えるためには、発音の正しいドイツ語を何度も耳に入れる必要があります。
YouTubeなどの無料動画サービスで、ドイツ語技能検定試験向けのリスニング動画を検索するとでてくるので、ぜひ活用してみてください。

また、リスニング以外にも、試験対策の要点をまとめた動画なども数多くあります。
世界中の人が出している情報なので、より最新の情報に出会える可能性も高いです。
参考書や、他の学習方法と合わせてチェックしておくと良いでしょう。

ドイツ語技能検定3級に受かるには、初級文法全般にわたる理解と、日常会話の理解が求められます。
まずは基礎をしっかり固めることが、何よりも大切です。
4級の内容を完璧にしてから、3級に挑むことをおすすめします。
日頃からコツコツ勉強する癖をつけておけば、そこまで難易度の高くないレベルでしょう。
ずばり【勉強を続けること】が合格への近道です。
参考書や無料動画サービスなど、学習方法はたくさんあるので、自分にあった方法を選びましょう。
ぜひドイツ語技能検定3級の合格に向けて、頑張ってみてください。

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